この記事では面接での難しい質問へどう回答すれば良いかを紹介します。これらの質問の意図をどう解釈すればよいか、どう回答すればポジティブな回答になるかをお知らせします。
取り上げるのはこの3問です。
- あなたの弱みを教えて下さい。
- 今の仕事をやめたい理由を教えて下さい。
- 5年後のキャリアプランは?
2番めの質問は、すでに仕事をやめている場合、以前の仕事をやめた理由になります。現在形の質問か、過去形の質問かだけの違いですね。
ここで簡単に自己紹介をしますと、私は3回の転職を成功させ、年収4000万円以上。外資で採用の仕事もしています。
まずは最初の質問です。
あなたの弱みを教えて下さい。
この質問へのNG回答集です。
- 私は朝起きるのが苦手です。
- 私はエクセルが苦手です。
- 私は社内コミュニケーションが苦手です。
皆さん、これらを聞いて「そりゃダメでしょ」と思われたと思います。なぜこれらがダメなのか言語化できますでしょうか?これらがだめな理由は、これらが仕事に直接的な悪影響を与える理由だからです。
面接とは候補者から採用する人を選定するプロセスです。仕事に直接悪影響を与える弱みを持っている候補者は、採用される可能性が低くなってしまいます。
では、弱みを見せないほうが良いのかということで、
私には一切弱みはありません。
この回答もダメです。完璧な人間などいないのですから、自己分析ができていない人だと思われてしまいます。
私のオススメは質問をこのように脳内変換してください。
「あなたが、今後もっと成長させたいエリアはどこですか?」
私は(この)質問を受けたときはいつもこう答えています。
私の英語はビジネルレベルで、ミーティングもプレゼンにも対応できます。でも日本語と比べると、自分の思うように説明できなかったり、発言できなかったりします。このエリアでは私は更にスキルアップする必要があると感じており、現在もオンライン英会話を継続しています
この回答のポイントは、スキル的には仕事をこなす上では問題のないレベルであることを説明し、さらにレベルアップするために具体的なアクションにすでに取り組んでいることです。
ただしこれも、ちょっとトリッキーな回答なので面接官は満足しない可能性があります。その場合は
他にはないですか?
と聞かれることも想定しておいたほうが良いでしょう。その場合はできるだけ仕事にネガティブに影響しない理由、つまりポジティブともネガティブともとらえられる理由です。
たとえば、
私は仕事を依頼されるとなかなかNOと言えないところを改善したいと思っています。まずは仕事の優先順位付けをし、それでも仕事を受けすぎることによって私がボトルネックになりそうな場合は、事情を説明し理解していただく努力を継続したいと思います
外資系だと、仕事を引き受けずかなりの確率でNOを言う人もいます。これは自分の職務以外のタスクを引き受けないというある意味プロフェッナルでもあるのですが、一緒に仕事しづらい印象はあります。
とはいえ何でも引き受けてもパンクするのはNGです。ここは誰にとってもバランスは難しいところなので、この理由であれば面接に大きなマイナスになることはないと思います。
次の質問は
今の仕事をやめたい理由を教えて下さい。
です。
この質問へのポイントは、前の職場、マネージャー、同僚についてネガティブな発言を一切しないことです。ネガティブな発言はあなたが採用される確率を下げてしまいます。
ここでの回答のポイントは以下の要素を入れるといいでしょう。
前職では自分の成長の上限に到着してしまい、もっと成長するためには環境を変えたほうが良いことを説明すると良いでしょう。たとえば
今の職場は非常に良い環境で様々な自分を成長させるための良い経験をさせていただきとても感謝しています。おかげさまでスキルアップもでき、成果も出すことができました。前職で学んだ経験やスキルを、御社のようなエキサイティングな成長目標を持っている会社での計画実現に貢献したいと思っています
このような発言であれば、前職でのネガティブな発言もなく、前職で良い経験を積んだことを説明し、入社後は貢献してくれそうだなと、ポジティブな印象を与えることができるでしょう。
最後の質問は
5年後のキャリアプランは?
です。
あなたの心の声はこう考えるかもしれません。
5年後なんてわからないよ
これは本音でしょう。私も5年後の明確な未来図なんて持っていません。今の会社にいるのか、転職しているのか、明確なプランはありません。
こんな質問本当にされるの?
と思われるかもしれません。私は面接官としてこの質問は結構します。なので頻出質問だと思います。この質問は事前準備しておかないと、すっと答えられないかもしれませんので、事前準備が重要です。
この質問に対する面接官の意図はこうです。
あなたは5年後もこの会社にいる予定ですか?それとももっと短いステップとして考えていますか?
これを聞きたいのです。採用にはコストも掛かります。数年働き、良いパフォーマンスを出している人は会社としては長く在籍してほしいのです。
ですからこの質問への回答はまずは「5年後もあなたの会社にいますよ」ということです。たとえば回答例は。
5年後もぜひ御社で働いていたいと思っています。理由としては、私は自身のキャリアの中で、同じ会社で長く働くことが非常に有益である段階だと思っています。毎年の年間プランを実行し、毎年自分自身を成長させ、生産性を上げていきたいと思います。私は、信頼される、信用される、生産的なチームメンバーとして、チームのパフォーマンスの不可欠な部分と見なされるように、5年後もこの会社のために働き、ともに成長したいと考えています
この回答をすれば、1-2年でやめようとも思っていないし、ちゃんと5年後も働いてくれそうだなという印象を与えると思います。
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