今日は志望動機の答え方についてお話していきたいと思います。この動画で採用側はなぜこの質問をするのか?何を伝えればよいのか、のポイントが分かります。このポイントを押さえることにより採用の確率がグッと高まります。
本記事では採用側の視点をお伝えします。
私はPANと申します。3回の転職を成功させ、本業年収4000万円以上。外資で採用の仕事もしています。
では行きましょう。
会社側がなぜ志望動機を聞くのか?
これは以下のことを知りたいからです。
- 会社のことをどれだけ理解しているか
- 募集ポジションのことをどれだけ理解しているか
- なぜ他の人ではなくあなたを採用すべきなのか?
つまり志望動機を3つのパーツに分けて、組み立てればいいのです。ではそれぞれのパートを深堀りしていきたいと思います。
会社のことをどれだけ理解しているか
これは言い換えれば「なぜこの会社に入社したいと思うほど好きなのか?」と考えていいと思います。
たとえば異性があなたを好きになる時、どういう理由で好きなのかは重要だと思います。
あなたの外見がいいからです
こういう理由だと残念な気持ちになりますよね?
これは会社への志望動機に置き換えると
御社はイメージが良いからです
とこんな感じになります。ピンときませんよね?
なぜピンとこないか、それは具体性がないからです。
「外見がいい人は他にもいっぱいますよね?」
と疑問に感じてしまいます。
なぜこの会社なのかというもっと具体的な理由を盛り込むべきです。
そのためには会社のことをきちんと調べる必要があります。
もしその会社で働いている知り合いがいれば話を聞いてください。もしいなければホームページ、YouTube、ビデオ、記事を細かくチェックしてください。最近のプレスリリースやオンラインメディアでその会社の記事がないか調べてください。
その会社の製品やサービスを使うことが可能であれば使ってみてください。もし簡単に使うことができないのであれば、それを使っている人から話を聞いてください。それも難しければ口コミサイトなどでの評価を見てみてください。
ここまで調べたあと「なぜこの会社なのか」を具体的に答えられるようにしてください。
きちんと調べていれば「製品が素晴らしく、成長しているからです」のようなどこにでも当てはまりそうな理由ではなくもっと具体的な理由になるはずです。
たとえば
御社には以前から関心があり、ホームページ、プレスリリース、最近の記事を調べました。成長している業界において、差別化できる製品をお持ちです。特に〇〇の製品は私も利用しましたが他社にはない独自性を持っており、さらにマーケットシェアを拡大するものと信じています。
といえばかなり具体的になってきていると思います。
製品以外でもホームページやオンラインの記事で紹介されている会社のビジョンや今後の計画に対してどう感じたか、というポイントでも良いと思います。
回答例はこちらです。
御社の将来への計画に感銘を受け、ぜひ御社のメンバーの一員となり計画の実現に貢献したいです
ちなみに面接官も人間です。自分が働いている会社を外部からとはいえ、深く理解し、好きだと思っている候補者に対しては好感を持ち、一緒に働きたいとおもいます。
一方、会社のことをよく調べていないし、具体性のない理由だと、本気度がわかりませんし、面接官から高く評価されることはありません。
私も相当な数の面接をしていますが、会社のことをきちんと調べてこない人は結構いるんですね。なので会社研究をすることにより、より熱意のある候補者だと印象づけることができます。
募集ポジションのことをどれだけ理解しているか
2つ目の「募集ポジションのことをどれだけ理解しているか」を解説していきたいと思います。
会社にとってすべてのポジションは重要です。募集要項をみて、そのポジションは会社にとってどんなインパクトを与えるポジションか、というあなたの理解した内容を説明してください。
たとえば営業のポジションであれば、回答例はこうです。
御社は素晴らしい製品やサービスをお持ちですが、まだ誰もがそれを理解しているわけではないと思います。それを顧客に伝える重要なポジションだと理解しています
エンジニアであれば、回答例はこうです。
顧客に正しい情報を伝えスムースに導入できるよう支援する重要ななポジションだと理解しています。
募集ポジションをどれだけ本気でやりたいと思っているのかをここで表現してください。
その熱量が伝われば
この候補者を採用すれば、モチベーション高く取り組み、良い成果を出してくれるんだろうな
というイメージを面接官は持ってくれると思います。
ポジションの重要性を熱く語る候補者も実はあまりいないです。ここでも他の候補者より一歩リードできると思います。
ここまでで会社の理解度となぜその会社を好きなのか?を説明しました。次は最後の最も重要なポイントです。
なぜ他の人ではなくあなたを採用すべきなのか?
ここでは自分の経験とスキルがどのようにそのポジションに貢献できるかを説明していきます。
募集要項には求める経験やスキルが書かれていると思います。自分の経験やスキルが募集にマッチしていることを伝えます。
たとえば法人営業のポジションに応募する際には
このポジションには法人営業の経験とスキルが求められると理解しています。私は10年以上の法人営業の経験があり、良い成果を出してきました。御社に貢献することができると信じています。
というような回答をすれば、なぜあなたを採用すべきなのかを説明できると思います。
会社としては、ポジションにマッチする即戦力をほしいと思っていますので、自分がなぜそのポジションで貢献できるのかを伝えるのはとても重要です。
3つのポイントを抑えようとするあまり、回答が長くなりすぎないように注意してください。回答は簡潔に。ひとりで長く話しすぎるとコミュニケーション能力に疑問を抱かれてしまうと思います。
おすすめの関連テクニック
もう一つ関連するテクニックを紹介します。
最初に
御社を志望する理由には主に3つのポイントがあります。
と付け加えてください。
そうすれば面接官も3つのポイントがあるのでそれなりのボリュームの回答が来るなと心の準備ができますし、「最初にいくつのポイントがある」と伝えるのはどんな場面でも使えるテクニックです。頭の中が整理されているロジカルな人という印象を与えることができます。
志望動機の回答例
こちらが回答例です。
私が御社で働きたいと思う理由は主に3つあります。
最初のポイントです。御社を研究しましたが、御社は将来的にエキサイティングな計画を持っており、私もその一員になりたいと考えています。また、オンラインでは、貴社に関するポジティブなコメントやレビューがたくさんあり、貴社が素晴らしい顧客サービスを提供し、働くのに素晴らしい会社であることがわかりました。
2つ目のポイントです。募集要項を拝見しましたが、とても重要なポジションであると感じました。このポジションで高い成果を出すことは御社の将来への計画実現につながると信じています。
最後のポイントです。このポジションには私の経験とスキルがマッチしていると考えます。ぜひ御社に入社して御社の将来への計画の実現に貢献したいと思います。
これをベースに具体的なあなたの理由を付け加えて説明してください。具体的であるほどよい印象を与えることができます。
もう一つ業種別の志望動機の具体的な例を一つご紹介します
古くからある日本企業においても、しっかりと調査し会社を見定めれば、年収を20%以上アップさせることができます。
建設業(電気工事)の志望動機の例をご紹介します。
経験や仕事の理解度を重視するのはもちろんですが、
- なぜ応募先の会社でなければいけないのか
- 応募先のどの部署に配属を希望するのか
- 自分が応募先に貢献できることは何か
上記の3点を意識して志望動機を記載するのがおすすめです。
詳しくは『電気工事士デポ』の『電気工事の志望動機どう書く?履歴書でアピールすべき5つのポイントを例文つきで紹介』
で解説されています。
筆者は電気工事の仕事で年収1,000万円を稼いでいますので、参考になることもあるはずです。
よろしければご覧ください。
まとめ
もう一度3つのポイントをまとめます。
- 会社のことをどれだけ理解しているか
- 募集ポジションのことをどれだけ理解しているか
- なぜ他の人ではなくあなたを採用すべきなのか?
まずは志望動機への回答として、3つのポイントを押さえていれば、面接官が深堀りするための質問をして面接の良い流れができると思います。
概要欄におすすめの転職エージェントの記事のリンクがありますので、あなたに合ったポジションを探してみてください。すべて登録無料です。申込みの際は記事のリンクから申し込んでいただけると嬉しいです。
では皆様の転職による年収アップを応援しています。
※最後までお読みいただきありがとうございます。
応援ボタンを押して頂けると嬉しいです。
今週は16人の方が押して頂けました。
できたてのブログなので皆様の応援ポチが重要です。
おかげさまでブログ村転職キャリアブログ(OUTポイント順)
で1位を獲得しました。(2022年11月8日)
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 詳しくは、外資系企業で年収4000万円以上を稼ぐPANブログのPANさんが『採用担当者が語る。「採用したくなる」最強の志望動機。』の記事で解説していますよ。 […]